「眠りの森の美女のパヴァーヌ」を弾き始めました!
「眠りの森の美女のパヴァーヌ」を弾きたくなった
最近は忙しさと体調不良が重なり、疲れやすく、偏頭痛もしばしば…。それでも、ピアノを弾きたい気持ちがあるので、体調を見ながら短い時間で弾いています。
しかし、ここ数日は気怠さもあってか、静かでゆっくりの粛々とした曲が恋しくなってしまいました。
そこで、ラヴェルの組曲《マ・メール・ロワ》より「眠りの森の美女のパヴァーヌ」です。ゆったりと美しい短調の曲。
良い曲だなぁと思って聴いているうちに、自分でも弾きたいという思いが湧き出てきました。元はピアノ連弾曲ですが、今はひとりの、ささやかな楽しみとして弾きたいです。
《マ・メール・ロワ》ピアノソロ楽譜
ピアノソロの楽譜を検索したら、いくつか見つかりました。市販で手に入りやすいものを挙げておきます。
編曲者(出版社)
・Jacques Charlot(デュラン)1910年出版 多く弾かれる
・後藤丹(全音)
・務川慧悟(ミューズプレス)
Jacques Charlot(ジャック・シャルロ)編曲版
YouTubeを見ていると、ジャック・シャルロの編曲がよく弾かれていました。1910年出版、歴史もある楽譜です。私が知らなかっただけで、マ・メール・ロワのピアノソロと言えば、ジャック・シャルロ編曲が有名なのでしょうね。
シャルロ版は、IMSLP(ペトルッチ楽譜ライブラリー)よりダウンロードも可能。リンクも貼っておきます。
Ma mère l'Oye, M.60 (Ravel, Maurice) - IMSLP
For Piano (Charlot) の#02793が対象の楽譜です。
Complete Scoreの文字をクリックして、ダウンロードを続行するメッセージに応答します。pdfファイルの1ページ目が「眠りの森の美女のパヴァーヌ」です。
私も、シャルロ編曲の楽譜を選びました。早く楽譜を見たくて、弾きたくて。ダウンロードした楽譜には、運指がありません。がっかり…。それでも、弾きたいので、運指は自分で考えることにしました。「眠りの森の美女のパヴァーヌ」は1ページなので、大丈夫!
見た目はシンプルな譜面ですが、音域が広いです。私には、弾き辛い跳躍の部分もあります。そして、音は2つですが、9度を掴む部分も出てきました。私の手の広がるギリギリの範囲です。連弾の曲をソロにすることで曲の雰囲気が変わらないように、そうなっているのかな。慣れるように頑張ろう。
「眠りの森の美女のパヴァーヌ」難易度は?
ソロの難易度としては、テンポがゆっくりで、譜読みが大変ではなく、1ページと短いことから、初中級の方から挑戦できるのではないでしょうか。4声が出てきますので、各声部のバランスを考えて弾くことは難しいですよね。綺麗に弾けるようなりたいです。手の大きさによっては、弾きやすさが随分変わりそうです。
参考までに、連弾は、プリモ・セコンドとも初級から弾けます。シンプルで美しいです。楽譜のリンクはこちらです。
Ma mère l'Oye, M.60 (Ravel, Maurice) - IMSLP
#02909「Complete Score」よりダウンロード続行できます。
ソロも音は早々に取れましたが、静かな美しさを出せるようには、まだまだ程遠いです。「眠りの森の美女のパヴァーヌ」は、今の気分に合った好きな曲。このまま少しずつ練習を続けることにします。
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