Magnolia★大人のピアノ日記

再開したピアノを趣味として楽しんでいます。

JR浜松駅ピアノ!初めてのストリートピアノ演奏体験記

音楽のまちでもある静岡県浜松市を訪れた際、駅ピアノを弾きました。ピアノは、JR浜松駅新幹線構内(改札内)に設置されたShigeruKawaiフルコンサートピアノ「SK-EX」です。アラフィフの私が挑戦した初めてのストリートピアノ、素晴らしいピアノで体験しました!

 

 

ShigeruKawaiフルコンサートピアノ「SK-EX」

JR浜松駅新幹線構内ピアノSK-EX

 

奥行が長いフルコンサートピアノのShigeruKawaiは、ピカピカで大変美しい佇まい。ピアノ下面の響板には吸音材が設置されていました。響きすぎないように配慮されているのですね。

 

駅ホーム下のコンコース展示場は、部分的に壁やパネルで通路と区切られています。そのため、ピアノ演奏中も通行人の姿が目に入りにくいですよ。

 

JR浜松駅構内ピアノSK-EX鍵盤

 

鍵盤側はこのようになっています。譜面台もありました。黒、グレーをベースとした展示場は落ち着きがあり、気品が感じられます。近くに撮影用のスマホスタンドも設置されていました。

 

JR浜松駅ピアノSK-EXを通路側より撮影

 

構内通路側から撮影。壁でピアノが部分的に隠れます。ShigeruKawaiのロゴがある壁を挟み、向かって右側にはパネル展示でShigeruKawaiや河合滋 氏について紹介されていました。展示ブース内部にも、コンクールで使用されるShigeruKawaiに関するパネルがあります。

 

人生初めてのストリートピアノ

浜松駅に降り立つと、休日で春休み期間でもあったので多くの人がいます。ピアノを弾くつもりでいましたが、人の多さに圧倒されて、やはり弾かないでおこうかと尻込みしてしまうほど。でも、ピアノのある展示ブースに足を踏み入れた途端、弾きたくなってしまいました。素敵な空間で、美しい存在感を放つピアノ。どんな音がするのかな。これは弾かずにいられません。そこにピアノがあるから弾きたい!少々、いやかなり興奮気味となった私でした。

 

私は暗譜で弾けないので、予めコピーしておいた楽譜を譜面台に設置。譜面台があってよかった!ストリートピアノ、暗譜で弾けたらかっこいいですよね。本当は暗譜演奏に憧れています。

 

さて、家族に見守られながら演奏を開始です。初めてのストリートピアノ、身内や友人などよく知った人が付いていると心強い!

 

曲は昨年の自主練習曲、シューマンのユーゲントアルバムより、第30曲 *** Op.68-30 を弾きます。

 

アナウンス音の中で演奏

ちょうど新幹線の到着時刻と重なってしまい、アナウンスや新幹線の音が大きく、自分の演奏する音があまり聴こえない事態に。弾いている際はアナウンスの内容がわかりませんでしたが、録画を見返すと「まもなくこだまが到着します」のアナウンス。車内放送に関する案内、エスカレータ利用に関する案内のアナウンスも。駅なので当然なのですが…。これが駅ピアノ・ストリートピアノですね。がんばって、弾き続けました!

 

しかし、間違える、間違える!何とか止まらずに弾き通して終了です。弾き始めは嬉しくて緊張せず、なぜか途中で我に返り緊張して指が震えましたが、終盤はリラックスできました。楽しい3分弱の演奏時間は、旅の良い思い出に。ピアノを弾かせていただけたことに感謝です。

 

浜松駅ピアノの良かったところ

ピアノは改札内にあるので、通行人の殆どが新幹線利用客です。改札やホームにいそいそと歩いて行かれる人ばかり。ピアノが設置された展示ブースには部分的に壁があって、通行人もあまり気になりませんでした。今回、展示ブース内は私たち家族だけで、ピアノ付近に人もいない状況でした。そのため、初めてのストリートピアノでも臆せず、気軽に挑戦できて良かったです。

 

こちらのピアノは、重すぎず軽すぎず弾きやすいタッチで、温かみのある音がすると感じました。なかなかお目にかかれないピアノですが、また弾いてみたい!!

 

ピアノの試し弾きをすれば良かったかな

私はSK-EXに興奮気味で、いきなり曲を演奏してしまいました。ピアノを弾こうと順番を待っている人は誰もいなかったので、曲を弾く前に指慣らし程度に少し弾いて、ピアノのタッチを感じたり、ペダルの響きをチェックしてもよかったかなと思いました。そうすれば、少しでも落ち着いて演奏できたかもしれません。

 

展示期間

こちらのピアノSK-EXは、展示期間が決まっています。また、調律等で使用できないこともありますので、ご注意ください。

期 間:2023年7月8日(正午)~2024年6月30日(予定)

場 所:JR浜松駅新幹線コンコース大展示場

*河合楽器製作所webページよりhttps://www.kawai.co.jp/news/20230706/

 

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様々な場所で色々なピアノを弾けるのは、ストリートピアノならではの面白さですね。今回の演奏は楽しめたとはいえ、思い描いたものとは程遠かったです。練習の質を高めて、曲をさらい直したい!またいつかどこかで、知らない誰かに聴いてもらうかも?と思って、がんばろうかな。

 

ピアノを弾いた後は、浜松市楽器博物館へ行きました。