Magnolia★大人のピアノ日記

再開したピアノを趣味として楽しんでいます。

大人のピアノ選曲:変奏曲は表情豊か!心に響くおすすめの曲があります

様々な色のチューリップ束

 

主題が様々な形に変化して演奏される変奏曲。1曲の中で多くの表情が出てくるので、弾いても聴いても演奏の変化が楽しいです。1曲としては長い曲も多いですが、それぞれの変奏で区切られているので、第1変奏・第2変奏…と少しずつ挑戦しやすいところが忙しい大人にも向いていると思います。そして、1曲を通すと様々なテクニックの練習になります。

 

今回は、私が弾いた曲や演奏を聴いて弾きたいと感じた好きな変奏曲を紹介します。変奏曲は発表会や弾き合い会でも舞台映えする曲です。みなさまの選曲の参考になれば嬉しいです。

 

難易度は、中級~中上級で選んでみました。

 

 

弾きたい聴きたい変奏曲のおすすめ

ヘンデル:パッサカリア 組曲 ト短調 HWV 432 /Passacaglia Suite in G minor, HWV 432

※動画を差し替えました。(2024.4.26更新)

厳かで整った雰囲気があります。6曲から成る組曲で最後の曲です。左手もよく動かす必要があり、装飾音符も多く散りばめられています。練習曲の代わりにもなりますね。もちろん発表会にも!次に挙げるモーツァルトやシューベルトの変奏曲よりも曲もずっと短く、テクニック的にも弾きやすいと感じます。動画の演奏テンポは速いですが、少々ゆっくりでも美しいので、中級前半から挑戦できそうです。

 

楽譜

ヘンデルのパッサカリア1曲のみでしたら、ヤマハぷりんと楽譜にもありました。(2024年4月26日現在)

 

組曲 ト短調 HWV 432」を収録している楽譜では、手に入りやすいお手頃な価格の楽譜としては、春秋社 ヘンデル集(世界音楽全集)があります。私も持っています!出版年月日は古く 1962/12/01です。

 

※上の動画は、曲の最後にアレンジが入っています。紹介した楽譜にはアレンジ部分が含まれていません。

 

ハルヴォルセン編曲版

また、ハルヴォルセン編曲版もよく弾かれています。ヘンデルの原曲とは随分異なります。ご参考までに。

Passacaglia - Handel Halvorsen | Piano Tutorial - YouTube

 

モーツァルト:ピアノソナタ第11番 第1楽章 K.331

 

 

第3楽章のトルコ行進曲が大変有名ですね。この第1楽章も美しい名曲です。モーツァルトらしい愛らしさと華やかさもあります。ガラッと変わる短調の変奏も印象的です。また、最後の変奏は盛り上がります!転ばないようにキラキラと弾きたいです。美しくて可愛く、気品もあって本当にいい曲ですね。

 

シューベルト:即興曲 第3番 D 935 Op.142-3

 

 

シューベルトの即興曲、どれも名曲で大好きです!この曲の主題も美しく、やさしく、心に寄り添ってくれるようなメロディです。シューベルトは、心穏やかな優しい人だったのかなと想像してしまいます。変奏は、穏やかだったり、ドラマティックだったり、流れるような美しい旋律も。難しいけれど、楽しみながら弾いてテクニックを習得できればと思います。こちらの曲は、上に上げたヘンデルやモーツァルトよりも難しく、上級寄りの中上級の難易度と感じます。

 

他のおすすめ変奏曲一覧

■おすすめ曲■

ヘンデル:調子の良い鍛冶屋 有名

ラモー:ガヴォットと6つの変奏

クープラン:修道女モニク

モーツァルト:きらきら星変奏曲 有名

ベートーヴェン:ピアノソナタ第12番(葬送)第1楽章

 

難易度が中級あたりだと、バロックや古典派が多くなりました。特にラモーをいつか弾きたいなと前々から思っています。暗いけれど、気持ちが入る素晴らしい曲で好きなのです。家に楽譜もありますが、長らく温めております…。

 

務川慧悟さんのラモー、大変美しい演奏はこちらです。

Rameau Gavotte et six doubles | Keigo Mukawa - Queen Elisabeth Competition 2021 - YouTube

 

好きな曲は改めて聴いてみても素敵!ベートーヴェンもいいなぁ!その前に、私には発表会が待っているのでした。がんばろう♪