Magnolia★大人のピアノ日記

再開したピアノを趣味として楽しんでいます。

弾いた曲を忘れる私、スカルラッティのソナタ K.1を再練習しています

ヴィンテージピアノの鍵盤

 

好きで弾いた曲、しばらく弾かないでいると忘れてしまいます。久しぶりに弾くと完全に忘れるというわけではないけれど、私の演奏はミス続出で、曲想に気を配る余裕もない状態になります。

 

今回は、過去にレッスンで習ったスカルラッティのソナタ ニ短調 K.1を練習しなおしています。この曲を忘れたと思って弾いては忘れ、をきっと3回ほど繰り返しているのです。大好きなのに弾き続けないでいて、でも好きだから時々弾きたくなってしまうのです!

 

 

スカルラッティ:ソナタK.1はどんな曲?

ニ短調の曲、落ち着きを感じるような美しさがこの曲の好きなところです。スカルラッティのソナタ500曲以上の中でも、有名な曲です。

 

左右の指が重なる部分があります。右手指先の奥で左手を弾く形です。習い始めは弾き辛かったけれど、何度も練習して頑張って慣れました。右手は3度の分散和音が続くところが多めで、左手は跳躍もあって、美しい曲を楽しみながらよい練習になるかなと感じます。

 

見開き2ページで短い曲なので、取り掛かりやすいということも、また弾こうかなという気になりました。

 

楽譜については、以前の記事に書いております。

 

スカルラッティのソナタK.1、ピアニストの演奏はこちらです。

https://youtu.be/DEUt2QgiC-w?si=0vW4pFaLde-Id1dD

 

私の再練習方法

久しぶりに1回弾いてみると、ミスはあるものの何とか最後までは通して弾けました。好きなのでメロディは覚えていましたが、指使いと左手は怪しい部分が多々あります。

 

1フレーズ、または2-4小節ぐらいの弾きやすい長さに区切って、ゆっくり数回繰り返しの練習で思い出してみました。強弱も付けながら。弾き辛いところは片手ずつ弾いてみます。

 

特に好きなフレーズ(19〜22小節目)は、この音の並びがステキ!と思いながら練習しています。2ページなので少しずつの反復練習でも、ゴールは遠くないので頑張れます。

 

これまで再練習を繰り返してきたためか、思い出すのも以前より早くなっている感じです。でも、まだ数日の練習なのでテンポはゆっくりと。試しに少しテンポをあげると崩れました。楽譜をじっと見続けているので、音をしっかり覚えられてないのだと思います。がんばろう。

 

書籍:スカルラッティ 鍵盤楽器ソナタ演奏の手引き

書籍「スカルラッティ鍵盤楽器ソナタ演奏の手引き」

 

そういえば、以前にスカルラッティのソナタ演奏に関する本を購入していました。すっかり忘れていました。何でも忘れる私、大丈夫なのかしら。思い出したからいいかな。

 

全音楽譜出版社から出ている「スカルラッティ 鍵盤楽器ソナタ 演奏の手引き」です。

 

薄い本ですが、スカルラッティとソナタ全般についての解説から始まり、初期の作品から後期までの幅広い年代から選ばれた24曲について、曲ごとに解説と演奏の手引きが載っています。

 

収録曲
ソナタK.1、K.3、K.9、K.20、K.30、K.87、K.96、K.118、K.119、K.159、K.162、K.203、K.208、K.209、K.319、K.380、K.421、K.427、K.454、K.455、K.466、K.513、K.544、K.545

 

練習中のソナタK.1が取り上げられていたので、楽譜を確認しながら改めて読んでみました。この曲K.1の解説では、調性や和音、注目すべき音型についても書かれていました。音楽理論に詳しくない私には、難しい部分もありますが、参考になりました。演奏上の手引きは、弾き方のアドバイスが載っていますよ。

 

♪     ♪     ♪

 

弾いた曲を忘れないためには、弾き続けるしかないのだと思いますが、レッスン曲が練習の中心になるとつい他の曲は後回しで、弾くことも忘れてしまいます。この曲も再びある程度弾けるようになったら、毎日ではなくても、忘れない程度に時々弾きたいです。発表会で弾いた曲もまだ忘れていないうちに!でもまた忘れて、再々々…練習しそうな予感です!

 

こちらもマイペースに練習中です。